エコリフォーム
リフォームを考えるときにエコ問題は切り離せません。
エコというとき、エコロジー(ecology)つまり環境問題対策、そして、エコノミー(economy)、コストの問題の両方があげられます。
短期的に見れば少しコストがかかる場合もありますが、長期的に見た場合、低ランニングコストでかつ環境にも優しい理想的なリフォームということになります。
では、実際にどのようなものがあるか、一部をご紹介して参りますので、リフォーム計画時の参考になさってください。
太陽光発電システム
太陽で発電、自宅の電力の一部をまかなうことが出来ます。
住宅用の太陽光発電システムは、太陽の光エネルギーを受けて太陽電池が発電した直流電力を、パワーコンディショナにより電力会社と同じ交流電力に変換し、家庭内のさまざまな家電製品に電気を供給します。
「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」もあり、再生可能エネルギーで発電された電気を、その地域の電力会社に一定価格で買い取ってもらうことも出来ます。
エコキュート、エコジョーズ
エコキュートは、ヒートポンプを活用し、主に深夜電力を使って湯を沸かす電気給湯器です。エコジョーズでは、今まで使わずに捨てられていた排気熱を有効に利用して、あらかじめ水を温めます。そのため従来よりも少ないガス消費量で、効率よくお湯が沸かせます。
両者では設置面積が大きく違ったり、それぞれのメリット・デメリットがありますので、ご自宅に設置する前にいろいろな条件を考慮した上で検討されることをお勧めします。
LED照明
発光ダイオード (LED)を使用した照明器具で、長寿命・高信頼性、低消費電力・低発熱性など多くのメリットを持つ照明器具です。
高信頼性・長寿命
一度設置すれば管球交換のような頻繁な保守の手間が省け、LED照明が寿命を迎えるまでの管球の購入コストを削減できます。
低消費電力・低発熱性
供給される電力の多くが発光に使われ、つまり発光効率が高いために、従来の白熱照明と同じ明るさを作るのに必要な電力が少なくて済みます。また、熱となって失われる電力が少なくて済む、低発熱の照明器具です。
いろいろなタイプのLED照明が開発されており、値段も当初に比べてかなり安くなっておりますので、導入されることをお勧めします。
節水トイレ
家庭で使われる水の消費量の一番が「トイレの水」であることはご存じでしょうか。トイレ28%、お風呂24%、炊事23%、洗濯16%といった具合です。
40年前のトイレでは1回に20Lも使用していたのが、現在では4L弱と5分の1という超節水タイプも登場しています。仮に従来機を13Lとした場合でも、年間の水道使用量で約15,000円分の節約が可能です。
電気代が気になるという方には、節電タイプがお勧め。従来品に比べ7割くらいコストダウンが可能です。
省エネ設備機器以外のエコリフォーム
断熱
構造部と開口部を断熱することにより、省エネ効果が高まります。
採光・通風
窓の位置や間取りを工夫し、自然光や風を取り入れることもエコにつながります。